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代表浅川より 2024 新年のご挨拶
写真を見返すのを当たり前の世界に
~「写真」と「あなた」と「あなたの大切な人」のために~
あけましておめでとうございます。
写真整理協会代表の浅川です。
さぁ、新しい年がはじまりました。
そして今日は、写真整理の日です。
毎月1日写真整理協会では、「毎月1日は写真整理の日」と発信し、
写真について思い出してもらうきっかけを作っています。
写真整理協会がみなさんにもっとも伝えたいことは、
写真が整理されてスッキリしている状態では終えずに、
「その写真をときどき、見返してほしい」
ということです。
そして、それがしづらい人にとって、
●写真が多すぎる
●写真が見つからない
●写真が消えてしまう
ということが、高い壁になっていると考えています。
昨年12月19日、NHKの「あさイチ」に出演させていただきました。
事前にディレクターさんと打合せをし、
スマホの写真整理のコーナーでは、
その3つを解決する方法を紹介しました。
●写真が多すぎる → 「ゴミ箱」
●写真が見つからない → 「検索機能」、「お気に入り」&「アルバム」
●写真が消えてしまう → 「バックアップ」
スマホには保存容量があり、撮り続ければいっぱいになります。
特に子育て中のお母さんたちは、子供の愛らしい姿を全部残しておきたくて、
とってもたくさんの写真や動画でスマホはすぐにあふれてしまいます。
協会では、たくさん撮ることは否定していません。
みなさんが自由に好きなシーンを記録するのが写真の楽しみで、
そこに制限を設けるのは違うと思うからです。
でも、せっかく記録した理由が「その写真をまたいつか見たい」と思ったからなのなら、
それができていないのは、もっとおかしなことだと思うのです。
「老後自分の人生を振り返るために残している」
という方が時々いらっしゃいます。
でも、高齢の方に写真を見ているかを聞いてみても、
「もう、写真はいいのよ。」
遠い過去を振り返っても仕方ないとおっしゃって、ちっとも見てはいないのです。
これは私としては、本当に残念なことです。
つまり、
今記録した写真は、すぐ見返せる状態にしておいて、
日常の中でふっと見返したり、その時のいろいろなことに思いを馳せたりすることが
大事なんだと思います。
私たちはびっくりするくらい毎日いろいろな出来事の中にいて、
けっこうそれらをしっかり写真に残しています。
でもその写真を見ない限り、そのシーンを思い出すことはないかもしれません。
そんなの、やっぱりおかしなことではないでしょうか?
写真整理協会では、写真整理アドバイザーという研修制度を持ち、
「初級研修」では写真整理の知識の全般を学ぶことができます。
「上級研修」では写真整理を仕事にするためのノウハウや情報を提供しています。
『その「写真」が「あなた」、または「あなたの大切な人」にとって
見やすい形になっていますか?』
今年も写真整理協会は世の中に対して、声をかけ続けていきたいと思います。
「写真」と、「あなた」と、「あなたの大切な人」を、心より応援しています。
2024年1月1日 一般社団法人写真整理協会 代表理事 浅川純子